18kmほど歩いて Maassluis という町に行った

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2008年 5月 30日 (土)

朝早く、といっても7時半だけれども起きて朝の支度をしてから自転車で駅に向かった。

前日の夜、家人が、この間どこか歩こうか、といってたの明日にしない、どこかいいところ決めてよ、というからネットのNS(オランダ国鉄)のサイトで近辺の適当なコースを選んで地図とともにプリントして用意した。

ロッテルダムの西に Vlaadingen という町があり、その隣町は Maassluis という町である。 ロッテルダムは国際河川 マース川に栄えた港町でこの川が北海に注ぐ最後の町、Hoek van Holland の手前の古い港町が Maassluis である。 Sluis というのは閘門(こうもん)で この町の名前は「マース川の閘門」という意味である。 14世紀にマース川の氾濫から後背地の土地を守るために閘門を築き、スペインとの80年戦争の折にはスペインがオランダに侵攻するのに使われたというあまり名誉とはいえない歴史を持つ古い町である。

そういう町のことは別に斟酌もせずただ単にここが久しぶりにゆっくり歩くのに手ごろだというだけで選んだのだ。 駅から電車で40分ほど、田舎道をあるいて全長が16kmほどになること、夕方5時までに家にもどれること、が条件だった。 ネットで朝9時半ごろには歩き始められること、と入力すると駅には8時48分に出るのに乗れ、自分の町の土曜のマーケットが閉まる5時前に、すくなくとも4時を周ったころに買い物をするのには駅に戻るには3時15分ごろに Maassluis から電車に乗れ、と計画表が出来たから昼食、休憩を入れて6時間ほどで回ってくるコースはちょうどぴったりだ。

快晴である。 微かに風があり、田舎道には人影が見えず鳥の声ぐらいしか聞こえない。 このあたりの田舎はもともとが湿地でありそこを何世紀にも亘ってポルダーの水路を掘って排水しやっと牧草地にしたところであってまだ湿ったところはそのままのままで400年ほど手付かずのままで置いてあるというのを聞いたのは全工程の中程でポルダーの水路が交差するあたりで渡し舟に乗ったときだった。 我々が渡し場に着いたときにはちょうど船が出たところだった。 そのまま待っても10分もすれば戻ってくるものを岸壁から50mほど出たところでまた引き返してきて我々を拾ってくれたので船頭に礼を言って乗ると我々とほぼ同年配の夫婦がいてこの辺りを時々歩いているというからこれから我々が歩くあたりのことを聞いていると通り過ぎている土地はこの400年ほど手付かずで今では自然保護地区になっているものの人が歩こうと思っても土地ではなくまだピーとにもなっていない植物の枯れたものだけだから歩けないし使い物にならないのだそうだ。 1000年以上前にはオランダの土地というのはこのようなものばかりだったのだろう。

鳥が多いといっても種類は特別なものは見えず、野鴨、雁、青鷺、カンムリカイツブリ、ダゲリ ぐらいだった。

途中の村で昼食にして快適に全工程を済ませ Maassluis の町に入ってくると中年から老人ばかり30人ほど集めたコーラスのグループが6,7人の楽隊を前にして船乗りの歌を斉唱しているところに出くわした。 マース川に面した港町らしく昔から引き舟、タッグボートで生計をたてている人が多いのだという。 この週末はそういう今ではもう見られなくなった古い引き舟を集めて見せているから岸壁に行けばいい、というのでまたそこから余分の数キロメートルを歩いて出かけた。 

岐路電車でロッテルダムの手前の乗換駅に来たところでハーグ方面行きのプラットホームに人が多い。 土曜日の午後であるからこれほどいるはずがないと思っているとアナウンスがあり、ロッテルダム構内で信号系統の故障のため現在のところハーグ、アムステルダム方面行きの電車はとまっているところだと言っていて頭の上には30分ほど前の電車の表示が出ているから仕方なくベンチに座って20分ほど待っていると満員の電車が来たのでそれに乗って帰ってきた。 この国の国鉄の遅延は普通のことだといわれるけれど、実際に自分が経験するのは今年になって初めてのことではないだろうか。 とはいっても、20km弱歩いて一日の終わりにこういう目にあうのはたまらない。

結局、青空マーケットで食材を買うことはならずスーパーで買ったノルウエー産鮭の切り身とチコリ菜で夕食にした。 食後の風呂では気持ちよさに眠りそうになった。

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