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<<   作成日時 : 2008/10/26 17:46   >>

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日頃ネットでチャットしていると必ずオランダのイメージで出てくるのが、チューリップ、木靴、風車にドラッグ、飾り窓、チーズなどというものだ。 それはただ日本人だけではなくて世界中に知られているものだ。 けれど毎回毎回同じ事をチャットで繰り返しいわれると少々ウンザリ気味で、そうするとそれに対する反応も、ああ、又か、、、とおざなりな返事しかしなくなる。 それがステレオタイプということだ。

けれど翻って考えてみると日本に対する日本のイメージもそれとは変わらないのではないか。 それらは例えば、どんなものか。 私がこちらに来たほぼ30年前にはフジヤマ、ゲイシャ、ジュウドー、ヒロヒトぐらいだったでではないか。 そのころにはトヨタにソニーは広がっていたのかもしれないがニッサンはまだダットサンと書かれていてダッツサンブランドからニッサンに変わる頃だったのかもしれない。 カメラはもう日本製に席巻されていたしオーディオ製品もそうだったかもしれない。 モノ作りの日本が家電、車に定着した頃だ。 そしてゲームの時代が到来してアニメになる。 そうすると今までのものは社会全体に行き渡り普通のこととなっていてゲーム以上は若年層限定の影響となっているようだ。

ポケモンも何年もまえに過ぎたし今はアニメからマンガ、ブッカケというアダルトのものまでありイメージも限定化、セグメント傾向にあるようだ。 このように時代の移り変わりというのは激しいものでそれにつれて日本のイメージの変わりようもチョンマゲ、刀のサムライが今でも町を歩いているというばかばかしいことはジョークでしか言われないが、その一方、世界の中のオランダのイメージは依然としてこの何十年も変わらないで同じようだ。 

実際、こちらの社会の変化は世界の流れに対応しつつも昔のものは出来るだけ残していこうというのが一般の合意であり新し物が好きなこの国では残そうと努力しなければ古いものはすぐになくなっていくから経済的に有効ならそのまま続けるのに差しさわりがない、ということともあわせて何でも使えるものは親でも使え、ということでもないのだろうが当らずとも遠からじ、当然のこととして記念物を有効利用している。 それがこの国のイメージを保てるというのなら一石二鳥というわけだ。

で、この風車もその延長で今から25年ほど前に大昔にここにあったものが再建された。 私がここで仕事をし始める少し前にオープニングだったようで毎日この前を歩いて仕事場に通ったときには稼動時の調整をしていた様子も見られた。 ここから橋をわたるとすぐ、世界の絵画史で外すことの出来ないレンブラントの生家のあとがあり、この風車はレンブラントの父親が風車守をしていたんだ、と誰かが私に言っていたけれど大分後にそんなことはない、あの男はもうちょっと他の実入りのいい仕事だった、というようなことも聞いたのだがそういうことは余り興味もなく、この風車の主がどんな人だったか分らない。 その後、日曜日の散歩がてらにその頃まだ小さかった子供達を連れてこの風車の中を見せてもらった記憶がある。

これは灌漑用でもここから300mほどはなれたところにある製材用のものでもなく穀物の粉を挽くための風車で、日頃は風車愛好家たちのクラブが交代で昔ながらの作業をしたり補修をしたりしているとそういう好き者から説明を聞いたものだ。 私の仕事場の隣にあるパン屋がこのクラブと専属契約をしてその粉をつかっているとも聞いた。 やがてその子供達も高校に通うようになり昼間はそのパン屋でいろいろなパンをかって昼飯にしていたようだし時々は私と顔をあわせて何人か待つ列に並んだこともあった。 

この間、久しぶりに一日仕事場で事務をすることがあって昼飯に跳ね橋を渡ってこの傍をぶらぶらと歩いた。 その折にふと、ここを何回通ったか数えてようとしたのだがそんなことを数えて何になるのかとも思い返し、暇ができるとどうでもいいことを思いつくものだな、と取敢えずカメラを取り出して曇り空に向けてシャッターを一つ押したのだった。

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